いわゆる「田舎」らしい「田舎」を持ったことがない私にとって
初めて「田舎」と呼べる場所。
鳥海山のふもとの集落がそうです。
もう何年間か訪れているので懐かしい「帰ってきたよ」みたいな気分に
少しは慣れてきました。
とっても落ち着く大好きな場所です。
今回は事情があり組んだ日程だったのですが、たまたまお祭りの週末でした。
金曜日前夜祭の番楽
夏の番楽しか観たことがなかったのでこの時期のははじめて。
お祭りの当日
五穀豊穣、家内安全、厄除けとしての「御宝頭の舞」からはじまる。
音のリズムとか足の運びとかゆっくりしていて、
吸い込まれるような感覚。すごく好き。
前夜祭の番楽とはまた違う。
五穀豊穣を願う「九舎之舞」
延命長寿を願う舞「小児之舞」
この舞の後、縁起のいい笠についている花を分けてくれるので
この花が必要な人に届けたくて一番きれいなのをいただいて届けた。
そうしたら、少し目を輝かせてくれたような気がした。
かつては花を作っていた側の人だから、
記憶とか習慣とかそういったことが体にはしみついていて
そこを少しつつくだけで脳内に電波が走るような顔をする。
それが元気になるってことじゃないのかなと思って、
不甲斐ないながらも一緒にした山菜の処理の話とかなるべくした。
思うようにはできなかったけど、
また行くとき別の面白い話をするから。